本日も三の木戸でした。トポが改定発売され大分話題になっているようです。三の木戸は、その本の紹介から外れたようですね。
僕が初めて、ここを訪れたのは多分5年前だろう。障子岩、河又、涅槃、神戸、川乗、聖人、北川など当時登れそうなグレードはRPし、近くにありながらまだ行ったことの無い三の木戸を見に、ひとり手ぶらで訪れました。
道は無く、藪漕ぎ状態でしたが、岩を見て意外と大きなスケールとその被りに驚き通い始めました。最初はグレードの辛さとムーブの厳しさに、戸惑ったものの、RPしていくうちに、ラインが短い事と意外としっかりしたスタンスが多く、まるで室内ボルダーのような感覚で、一度出来たラインはその後も繰り返し出来るようになる。そんな岩場に感じました。そんなところから付いたグレードなのだろう。
そして、大まかに登り、JFAもリボルトの対象ではない岩場であるため、3年ほど前から開拓者のかたに了解を得て、ボロボロのボルトのみ、先輩とリボルトを開始しました。
今年に入り、「アキラとミキ」「カモシカハング」の終了点を整備したため、概ね終了点に関しては新しいものが付いています。ランナーのボルトに関しても、まだリボルトしたいところはあリますが、チャレンジ出来ないほどに悪いところは無いでしょう。
関東周辺は、クライミングが盛んなわりに、JFAの方にオンブに抱っこ状態なのが現状でしょう。力になりたいと思っている人は多いかもしれません(協会に入ることもそういった事になるのでしょう)。他にも終了点のロープが悪くなれば自分たちで(ステンレスチェーンなどに)取替え、残置ビナ(終了点の)を寄付するなどのことは必要と思われます。他のエリアではもっと進んでいるところもあるようです。
そういった点では、今後このエリアは危機なのでしょう。
現在、三の木戸はアプローチも良くなり、以前と比べるとかなり遊びやすくなってきました。独り、2人が一生懸命やったところで、たかが知れています。
このBPを見てくれた僕の友人、もしくはこのエリアをよく利用し遊んでいる方はそんな考えをもっていただきたいと思います。最近U2呑み屋君も、リボルトについて講習するなどしてるので、今後に期待しちゃいます。
写真は去年リボルトし今年ハンガーを入れた「ファジー君」の終了点、僕のお小遣いの都合上、残置ビナは下部ハンガーに一枚となったいる。トップロープの方はヌンチャクを足すなりして下さい。
今日、再登しましたが、感想は「最初は、12とか思ったけど、11cdかな?」、ただ僕にとって、このレベルで久しぶりの★★★でした。後、「ミックスベジタブル」の下部コルネ付近からぶら下がってスタートし、「小手調べ」終了点まで行く「ナマケモノ」も結構面白かったです(発表当時の「岩雪」より)。