受けたくない試験も受けなくてはならないのは辛い。そう言う都合上、最近読みたい本もガマンしていたが、それも終了し、シンチャンの本をまず最初に読んでみた。 時間を見つけ、読み始め、中盤を過ぎ、内容がパタゴニアの旅にさしかかってからは一気に読んでしまった。帰りの電車で読んでいたら、目的の駅に着いたものの、本を閉じる気にはならず、そのままホームのベンチで1時間ほどすわり、読み終えた。
僕も、「住む場所を自由に変えられる職業」にすごくあこがれ、「本を書いてみたい」と思ったことがあった。 しかし、文章を書くのは嫌いではないのだが、いざ書こうと思っても、目に映った風景の描写や体験した描写以上のものはかけなかった。 どんなに豊富な体験や美しい景色を見ても、その描写だけでは本にはならないし、長くても原稿用紙5・6枚?10枚程度がいいとこでしょう。感動を表現できるような文章能力や、感受性は持ち合わせてはいないんだろうと、そんな事を思ったことがあった。
旅好きな人に、お勧めの一冊。シンチャンのいろんなジャンルの冒険に感心し、共感しました。自転車の旅というものに憧れた時期はあったものの、全くやった事も知識もなかったため、すごく勉強になりました。 世の中には関野吉晴さんのような人がたくさんいるんだな−ということを知りました。面白いです。文章はすごく透明な感じがして読みやすかったです。(F田君に特にお勧めかな?) |