今晩は。k林です。
昨日(19日)金毘羅に行って来ました。前回感じの良かった「デジタルモザイク」を3回トライ。残念ながら前回より体の切れなく撃沈(水の中ではないので撃墜)されました。
その後ちょっとボルダリングをしたのですが、ボルダーの横にあった「庚申塔」が藪の中で可哀相だったので写真のように周りの藪を払いきれいにしました。この「庚申塔」は色が青く、長瀞辺りから運ばれてきたもののようです。
ところで、何故ここに「庚申塔」があり、その奥の岩が「金毘羅岩」と呼ばれているのか知りたくて、帰宅後調べてみました。
「庚申塔」とは、もともとは中国の道教の影響らしいですが、道端に建てられた石碑で、仏教において「青面金剛(しょうめんこんごう)」を祭ったものだそうです。「青面金剛」とは顔の青い金剛童子で大威力があって病魔病鬼を払い除くとのこと。六臂三眼の忿怒相をしており、俗に民間で行われる庚申会の本尊で猿の形相をしているそうです。昨年訪れたタイのワット・プラケオにそんなものが沢山ありました。神道では「猿田彦」を祭り道祖神と結びつけたとのこと。江戸時代に盛行だったとのことですが、そういえばあちこちで見かけますね。
「金毘羅」とはもともとはサンスクリット語からきているようですが、「霊鷲山(りょうじゅせん)」の鬼神で魚神で蛇形で尾に宝玉を蔵するとのこと。日本では航海の安全を守る神として尊崇されているそうです。、また「霊鷲山」とは形が鷲に似ているとも、鷲が多く棲むとも言われる、インド・マガタ国の都、王舎城の東北にある釈尊が法華経などを説いた山ということです。
「庚申塔」と「金毘羅岩」との関係は、この岩に荒々しく恐ろしい鬼か化け物が棲んでいて、その化け物の悪霊を取払うために建てられたと考えてもいいのかもしれませんね。確か開拓がなされる前にツーリングで通りかかりこの岩を見たとき、藤のつるが絡まりちょっと近づきがたい雰囲気だったことを思い出しました。
ということで、私も体の故障の悪霊(?)を早く払って、思い切り登れるようにしたいものです。皆さんのパワーに早く近づけるように頑張ります。では。
いつもいつも、頭が下がります。清掃ありがとうございます。そういう所の掃除は、近所の人も絶対悪く思わないはずです。皆がそうだと、岩場での問題も減ると思います。あとCDトポありがとうございます。ヒマを見つけて遊びに出かけてみたいと思ってます。